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半島のじかん 2013 in TOKYO

日 2013年11月25日土曜から26日日曜 時 2日 14:00-21:00 3日 10:00-18:00 場所 3331 Arts CYD
メインイメージ
半島と話そう。
半島と都市の、新しい関係へ

海に囲まれた日本列島には、たくさんの半島があります。

三方が海、すぐそばには里と山。豊かな自然に恵まれた半島は、古くは海上交通の要として経済・文化の先進地でありました。しかし、陸上交通の発展や工業化の進展により、いつしか半島と都市の立場は逆転。現在の半島は、美しい景観、風土に育まれた生活文化が引き継がれようとする一方、都市より一足先に過疎化や高齢化などの問題に直面しており、都市の近未来の姿を示していると言えます。半島と都市は、お互いをもっと知り学び合う、そんな時期を迎えているのかもしれません。

そこで「半島のじかん2013 in TOKYO」のテーマは、「対話」です。このワークショップ・イベントを通じて、これからの社会を支えるコミュニティの在り方、つながり方を考えていきたいと思います。半島に暮らす人はもちろん、海の人も山の人も街の人も、地域づくりに関わっている人もこれから関わっていきたい人も、ここに来て話しませんか。この対話から、未来を切り拓く新しい活力が生まれることを願って。

セッション・イベント

2日|土|

キーノートスピーチ

発言要旨
半島と都市がつながる新しい社会へ

なぜ今、都市と半島が対話し、つながりをつくっていく必要があるのか。都市と半島それぞれが抱える課題は、個別に解決策を考えるよりも、都市と半島を包括的にとらえるほうが、よりよい解決へのヒントもみえてくるかもしれません。議論の出発点となる、都市と半島の現況と考え方を示します。

澁澤 寿一氏

■メインスピーカー

澁澤 寿一氏

NPO法人共存の森ネットワーク理事長

1952年生まれ。1980年国際協力事業団専門家としてパラグアイ国立農業試験場に赴く。現在、NPO法人「樹木・環境ネットワーク協会」理事長、「共存の森ネットワーク」理事長として日本や各国の環境NGOと森づくり、地域づくり、人づくりの活動を実践中。また、行政・企業・NPOの協働で「聞き書き甲子園」を主催し高校生と海や森の名人達を繋げる事業や、豊田市・トヨタ自動車・NPOの三者で地域での新しい働き方を伝える「豊森なりわい塾」、持続可能な地域づくり「真庭市木質資源循環協議会」などを手がける。農学博士。

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Session1

発言要旨
半島×都市。新しいつながりを語り合おう

半島と都市のつながりの事例をもとに、互いに支え合う新しいつながりとはどのようなものか、また新しいつながりを生むために私たちはどうしたらよいのか、参加者の皆さんと考えます。より多くの仲間ができるよう、ワールドカフェ方式で楽しく意見交換します。

中山 幹生氏

■コーディネーター

中山 幹生氏

東京農業大学農山村支援センター 学術研究員

横浜国立大学教育学研究科修了(人間社会専攻)。財団法人日本システム開発研究所主任研究員として、全国の自治体の地域振興計画、半島地域の振興方策の検討など、農山漁村地域の地域づくり活動に携わる。「半島間連携チャレンジプロジェクト」等アドバイザー(国土交通省)、食の信頼向上に取り組む「フード・コミュニケーション・プロジェクト」(農林水産省)のファシリテーター。

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Session2

発言要旨
半島ドキュメント−宇土天草と男鹿を訪ねて

「半島のじかん2013inTOKYO」の開催に向け、デザイナーとコピーライター、カメラマンは熊本県の宇土天草地域と、秋田県の男鹿地域を訪れました。ふたつの半島における、人や風景、産物との出会いを通して心に残ったことや、地域に入って新たに見えてきたことなど、クリエイターたちの視線の先にある地域の魅力や可能性を探ります。

鈴木 輝隆氏

■コーディネーター

鈴木 輝隆氏

江戸川大学社会学部現代社会学科教授

1949年愛知県名古屋市生まれ。神戸市役所、山梨県庁、総合研究開発機構を経て、2000年江戸川大学に。「ローカルデザインから地域をマネージメントする」が研究テーマで、全国各地の地域づくりに関わっている。東京で、毎月1回、社会人と学生が共に学ぶ「ローカルデザイン研究会」を主催している。【主な著書】「田舎意匠帳(ろーかるでざいんのおと)」(全国林業改良普及協会)、「観光振興実務講座」(共著、日本観光協会)など多数。

大黒 大悟氏

大黒 大悟氏

(株)日本デザインセンター アートディレクター・グラフィックデザイナー

1979年広島県生まれ。金沢美術工芸大学視覚デザイン科卒業後、日本デザインセンター入社。原デザイン研究所勤務を経て、2011年大黒デザイン研究室設立。平面から、立体、映像、空間まで様々な文脈でアイデアと造形の実現を展開している。JAGDA新人賞、東京ADC原弘賞、D&AD金賞等受賞。

是方 法光氏

是方 法光氏

(株)日本デザインセンター コピーライター

1979年奈良県生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、日本デザインセンター入社。以来、物事を深く掘り下げた丁寧なコピーワークをモットーに、セールスプロモーションのライティングから、商品・展覧会等のコンセプトワーク、本の執筆・編集まで、言葉を通したコミュニケーションに幅広く取り組む。歴史、文化、地域活性にまつわる仕事も多い。

桐山 聡氏

桐山 聡氏

(株)日本デザインセンター グラフィックデザイナー

1985年埼玉県生まれ。多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科卒業。東京芸術大学大学院修士課程修了後、日本デザインセンター入社。大黒デザイン研究室所属。大学院ではコミュニケーションを軸にイラストレーションを使いグラフィックデザインの表現、提案のかたちについて研究。現在、絵を描くことから学んできた感覚を活かし、素材や質感、描画表現などの触覚的・感覚的な視点と、コミュニケーションを結び合わせて生まれる新たな表現を模索し制作している。

白井 亮氏

白井 亮氏

写真家

1979年福島県生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業後、電通カレッタフォトスタジオを経て、2007年より上田義彦氏に師事。2011年独立。広告、雑誌、書籍などで、ポートレートや風景、静物など様々な撮影を手がけながら、写真作品を撮り続けている。主な仕事として、ジョージア「おきろ、夢。」、中央酪農会議「がんばれ酪農高校生」、三陽商会「TIMELESS WORK」のポスター、Live DVD「apbank fes '11」、書籍「世界の夢の本屋さん2」など。最新作として福島県いわき市の地域活性プロジェクトMUSUBUと共に、原発警戒避難区域にある桜の名所、福島県富岡町夜の森の桜を撮影した「桜の森 夜の森」がある。

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3日|日|

自主企画コーナー

つながる半島・あの手この手

半島からの参加者が自ら企画するコーナー。熊本県の宇土天草地域と、長崎県の島原地域の子ども交流に取り組む「半島を渡る子どもたち実行委員会」のメンバーが、活動に賛同してくれる仲間を募集するための公開ミーティングを開催します。グッドアイデアを出してくれた方にはプレゼントもご用意しています。参加自由、お楽しみに。

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物産販売

半島の隠れた逸品、公開品評会

半島で丁寧に作った物産を、全国から少しずつ持ち寄りました。会場地下1階、B104にて展示即売するほか、会場内の移動販売もあります。お買い求めはお早めに。

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Session3

発言要旨
半島デザインセッション−半島のじかん企画展を読み解く

「半島とひと」をテーマにした企画展を紐解き、半島の魅力を伝えるコミュニケーション方法を探ります。企画展のコンセプトに触れながら、メッセージ、デザイン、コミュニケーションの関係について学びます。

玉沖 仁美氏

■コーディネーター

玉沖 仁美氏

(株)紡(つむぎ)代表取締役

(株)リクルートで雇用、観光、産業振興をテーマに地域活性化策の企画立案・実施に携わる。2005年よりリクルートじゃらんリサーチセンター長として旅全般に関する調査・研究・実験に取り組み、2007年に退職後、客員研究員となる。全国の産業人材育成のコーディネーターを務める傍ら、農林水産省食と地域の絆づくり委員など各種委員を歴任。【主な実績】島根県海士町「さざえカレー」(自治大臣賞受賞)、沖縄県座間味村「座間味インカのめざめ」ほか多数。

是方 法光氏 (株)日本デザインセンター、平成24年度半島プロジェクト実施地域の皆さん

 

是方 法光氏

(株)日本デザインセンター

 

平成24年度半島プロジェクト実施地域の皆さん

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Session4

発言要旨
共感コミュニティをつくりひろげる 〜東松浦「虹の松原」の場合〜

課題解決や新しいチャレンジに向けて、仲間同士のつながり、地域でのつながり、そして地域の外へと共感を広げていくために、私たちはどうしたらよいか。東松浦地域での環境保全活動の知恵とワザを例に、つながりづくりの極意を考えます。

永沢 映氏

■コーディネーター

永沢 映氏

NPO法人コミュニティビジネスサポートセンター 代表理事

1968年埼玉県生まれ。日本大学商学部商業学科卒。卒業後、環境ビジネスの会社を設立し、1999年より会社経営とともにNPO活動をはじめる。2000年に中間支援機関を設立、各地のCB支援やコーディネートを手がける。広域関東圏コミュニティビジネス推進協議会代表幹事、一般社団法人ソーシャルビジネスネットワーク理事などを務める。【主な著書・作成協力】「コミュニティビジネスの成功法則」、「コミュニティビジネス創業マニュアル」ほか。

藤田 和歌子氏

藤田 和歌子氏

NPO法人唐津環境防災推進機構KANNE 事務局長

1982年佐賀県唐津市生まれ。大学卒業後地元に戻り、2006年NPO法人唐津環境防災推進機構KANNE設立と同時に就職。自然環境保全と防災・減災の活動を通じて自然豊かな安心安全なまちづくりに取り組んでいる。現在は、事務局長として組織の総括を担い、「人々の暮らしと自然環境の共存」をテーマに、400年間、人と共存してきた虹の松原を次の世代に引き継ぐための再生・保全活動に奮闘している。

岡本 陽介氏

岡本 陽介氏

1981年佐賀県唐津市生まれ。高校卒業後、唐津市役所に就職。公園緑地課、都市計画課、税務課、地域振興課の勤務を経て、現部署に至る。通算勤務年数は13年目を迎え、虹の松原室への在籍は3年目。観光分野の事務に携わるとともに、虹の松原保護対策協議会の事務局として各種関係機関との調整や虹の松原を再生・保全するための支援に取り組む。

紫藤 正徳氏

紫藤 正徳氏

アサヒビール(株)九州統括本部 営業企画部担当部長

1964年福岡県生まれ。九州大学農学部卒。卒業後アサヒビール株式会社入社。九州、関東、四国と転勤し、2001年松山支店課長、2009年東中国統括支社営業企画部長を経て、2011年より地元である福岡に勤務。前任地の岡山県では津山ホルモンうどんなどのB級グルメの応援や岡山県菜の花プロジェクト立ち上げに携わった。

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クロージングセッション

発言要旨
 

澁澤 寿一氏

NPO法人 共存の森ネットワーク理事長

中山 幹生氏

東京農業大学 農山村支援センター 学術研究員

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半島のじかん2013企画展

 

半島と都市の対話をつくり出す新しい試みとして、個性豊かな半島の「ひと」にふれていただく企画展です。参加する半島地域は次のとおり。

渡島地域(北海道)、下北地域・津軽地域(青森県)、男鹿地域(秋田県)、伊豆中南部地域(静岡県)、丹後地域(京都府)、
紀伊地域(和歌山県)、国東地域(大分県)、島原地域(長崎県)、宇土天草地域(熊本県)、薩摩地域(鹿児島県)

 

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タイムスケジュール

 

タイムスケジュール

 

注)1階メインホールで開催する「半島のじかん2013企画展」は、ご自由に見学できます(受付不要)。

 

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会場案内図

 

会場案内図

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3331 Arts Chiyoda
〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目11-14

東京メトロ銀座線末広町駅4番出口より徒歩1分

東京メトロ千代田線湯島駅6番出口より徒歩3分

都営大江戸線上野御徒町駅A1番出口より徒歩6分

JR御徒町駅南口より徒歩7分

JR秋葉原駅電気街口より徒歩8分

3331 Arts Chiyoda 地図

参加予約・問合先「半島のじかん2013 in TOKYO」実行委員会事務局 株式会社アール・ピー・アイ

TEL | 03-5212-3411 FAX | 03-5212-3414 E-mail | hanto@rpi.co.jp

Facebookページ http://www.facebook.com/joinhanto

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